ラキールが目指すITの姿

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でエンタープライズITの「開発」が変わる

現在のシステム開発に潜む3つの課題

01
技術的負債の蓄積

多くの時間やコストを費やして構築されたシステムでも、技術的負債の蓄積から逃れることはできません。技術革新によるシステムの陳腐化や、予算やスケジュールの制約に対処するための設計・品質への妥協の結果、徐々に技術的負債が積み重なっていきます。技術的負債の蓄積は、開発の生産性を低下させ、新たなビジネスニーズへの対応を困難にします。その結果、システム投資効率が悪化し、最終的にはシステムのリプレイスが必要になります。このように、多くの企業で技術的負債を解消するために非効率なシステム投資が繰り返されてきました。
繰り返される非効率なシステム投資
繰り返される非効率なシステム投資
  • 技術的負債の蓄積によりシステム投資効率が悪化する。
  • システムのリプレイスや大規模改修を約5年ごとに繰り返す。
  • リプレイス期間中は「空白期間」となり価値を生み出さない。

02
システム構築におけるスピードと柔軟性のトレードオフ

システム構築の際、多くの企業は「パッケージソフト」と「スクラッチ開発」の2つの選択肢を検討します。パッケージソフトは比較的短期間で導入できますが、自社の業務に完全に適合しない場合があります。一方、スクラッチ開発では自社の業務に最適化されたシステムを作ることができますが、そのためには多くの時間を要します。このように、従来のシステム構築の考え方には、大きなトレードオフが存在しています。
パッケージソフトの導入
ベンダーによるスクラッチ開発

03
ベンダーロックイン

多くの企業において、システム開発を、要件定義の段階からベンダーに委託をしてきた結果、自社の担当者の育成やノウハウの蓄積が行われず、納期や品質がベンダーの都合に左右される状況に陥っているケースがあります。このように、システムが特定のベンダーに依存してしまう状態を「ベンダーロックイン」と呼び、DX推進を阻害する要因の一つとなっています。
ベンダーロックイン ベンダーロックイン

01
ソフトウェアの部品化と再利用
技術的資産の蓄積

LaKeel DXは、マイクロフロントエンド・マイクロサービス技術で開発されたソフトウェア部品を組み合わせてシステムを構築するプラットフォームです。小さなソフトウェア部品を個別に最新化していくことで、システムの技術的負債の蓄積を最小限に抑え、システム投資効率の低下を防止することができます。さらに、これらのソフトウェア部品は他のシステム構築にも再利用できるため、企業全体のシステム投資効率を向上させることができます。その結果、長期間にわたって最新のシステムを利用し続けることが可能となり、システムリプレイスが不要となります。当社は、「技術的負債」「技術的資産」に変える開発プラットフォームLaKeel DXにより、「サステナブルソフトウェア」という新しい概念を提案します。
ソフトウェアの部品化と再利用技術的資産の蓄積

02
システム構築におけるスピードと柔軟性の両立

LaKeel DXは、「パッケージソフト」と「スクラッチ開発」の利点を柔軟に組み合わせ、システム構築において「短期での導入」と「高い業務適合率」の両立を実現する開発プラットフォームです。
標準提供するソフトウェア部品を活用し短期での導入を実現し、ローコードツールを用いて自社業務に合わせたソフトウェア部品を開発することで高い業務適合率を実現することができます。
当社は、LaKeel DXにより、「短期での導入」と「高い業務適合率」を両立する新しいシステム構築のあり方を提案します。
システム構築におけるスピードと柔軟性の両立

03
ユーザー企業における内製化推進

LaKeel DXは、誰でも簡単に開発できるローコード開発、機能の変更と拡張が容易なマイクロサービス、ソフトウェアの部品化と再利用など、ベンダーロックインから脱却し内製化を実現するための特長を備えています。さらに、内製化の定着・推進のため、当社のDXコンサルティングサービスにより開発標準や開発プロセスの策定、IT人材の育成を支援します。
当社は、LaKeel DXとDXコンサルティングサービスにより、企業のIT戦略・経営戦略の実現に向けたDX推進を強力にサポートします。
ユーザー企業における内製化推進

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マイクロサービス×aPaaS
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でエンタープライズITの「投資」が変わる

上記のように、LaKeel DXを導入することで、業務適合率が高く陳腐化しにくいサステナブルソフトウェアをスピーディーに内製し、効率的なシステム投資を実現できます。
次のステップとして当社は、LaKeel DXプラットフォーム上で「ソフトウェア部品の流通」という新しいパラダイムを実現し「LaKeel DXエコノミー」を構築します。LaKeel DXエコノミーにおいて、企業はさらなるシステム投資効率の向上、ソフトウェア部品の流通による新たなデジタルビジネスの創造が可能になります。LaKeel DXは、エンタープライズITの投資のあり方に革新をもたらします。

1st STEP

ソフトウェア部品の自社内での
再利用

マイクロフロントエンドやマイクロサービスの技術によって作成されたソフトウェア部品は、
他のシステムでも再利用することができるため、効率的なシステム投資を実現できます
ソフトウェア部品の自社内での再利用
「コンポーネント」について
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2nd STEP

ソフトウェア部品の
ユーザー企業間での流通

ソフトウェア部品の流通の仕組みにより、部品提供企業は利用料を得ることができ、部品利用企業は自社のシステム投資を抑制することができます。特に業界に特化したソフトウェア部品は、同一業界内での高いニーズが期待できるため、ソフトウェア部品の流通・販売を軸とした新たなデジタルビジネスの可能性が広がります。
ソフトウェア部品のユーザー企業間での流通

LaKeel DXへの想い

買ったときは高かった車も、使っているうちに劣化し、壊れ、いずれは買い替えざるを得なくなります。大企業が使っているITシステムもこれと同じ、ということをご存じでしょうか。
何年も何億円もかけて開発したシステムが10年足らずで技術的な負債となり、会社はまた何億円もかけて新しいシステムを開発する。これが現実です。IT業界に身を置いていながら、我々はこの現実にずっと違和感を覚えていました。
ある時、「車のライトが切れたからと言って、車を捨てる人はいない。ライトを交換すればまた乗れる。」というあたりまえのことに気付き、ソフトウェアを部品化して企業のシステムを構築すれば無駄のないものが作れるのでは、と考えるようになりました。そして10年以上、ソフトウェアを部品化することを考え続けてきました。そして昨今、「クラウド」が急速に普及したことで、「マイクロサービス アーキテクチャ」はエンタープライズ向けシステム開発技術として注目を集め、実用可能なレベルにまで発展しました。この2つは、システムを部品化するのに極めて重要な要素であり、我々は「機は熟した」と感じました。今こそ、念願だった「ソフトウェア部品を組み立てるだけのシステム開発」を実現すると決意し、2017年、それまでのシステムインテグレーターから製品サービスベンダーへと大きく舵を切りました。
そして2019年、「LaKeel DX」をリリースしました。LaKeel DXは、これまでのエンタープライズ向けシステム開発・運用のあり方にパラダイムシフトをおこす他に類を見ない製品と自負しています。我々は、LaKeel DXの普及を通じて、企業のシステム投資効率を最大化することを目指します。