クラウド型ERP・CRM・SFAとスマートに連携。「aPaaS」という新たな選択肢

クラウド型ERP・CRM・SFAとスマートに連携。「aPaaS」という新たな選択肢

API の登場によって従来の周辺システムが抱えていた課題が解消され、クラウド同士の連携や SaaS の普及が加速しています。しかし、無計画にアドオンを追加し続けていくことで、新たな問題も発生しています。この記事では、無計画な周辺システム開発によって起きうる問題点と、その解消法について紹介します。

従来の周辺システムが抱えている主な課題

ERP とバッチで連携する方法が一般的だった従来の周辺システム開発では、リアルタイム性の乏しさからマスタの二重管理や双方向連携が困難になってしまうことなど、多くの課題が存在していました。ここでは、振り返りとして従来の周辺システムが抱えていた課題について説明します。

 

乏しいリアルタイム性

周辺システムのデータ連携はバッチ処理でしか行えなかったことも多く、情報の反映はバッチ処理の実行完了を待たなければいけませんでした。そのため、情報をリアルタイムに連携できないという課題がありました。

二重管理となるマスタ

ERP と独立した周辺システムとでは、「項目が違う」ことや「データの型」が違うなどの理由から異なるデータをそれぞれで保有していました。前項でも触れたようにリアルタイムでの連携も難しかったことから、データ連携を十分に行えず、同一または類似マスタの二重管理が発生してしまうケースもありました。

困難な双方向連携

ERP と周辺システムは CSV などのテキストデータをベースに連携しているケースが多く、そのためエクスポート & インポートの工程が必要となり、手間も時間もかかるという問題がありました。また、 A のシステムから B のシステムへの連携はできても、その逆はできないといったこともあり、双方向の連携が困難なケースも少なくありませんでした。

API の活用により、クラウド同士の連携 / SaaS の普及が加速

従来の周辺システムが抱えるこれらの課題を解決できる API が登場したことで、クラウド同士の連携やSaaS の普及が加速しています。

API を活用することで、従来主流だったバッチ処理のように決められたタイミングで定期的に連携するのではなく、近年は処理対象のデータに変更が入ったタイミングなど何らかのアクションをトリガーとし、リアルタイム連携できることが一般化してきています。

リアルタイムの連携が実現することで、前章で述べた「マスタの二重管理」といった課題からも多くの企業は開放されることになり、複数のシステム間で双方向のデータを連携することも可能となったことはご存知でしょう。 その他、API は ERP のバージョンアップの影響を受けないことやオープンな開発言語による開発を可能にするなど、API の活用によってアプリケーションとの接続が容易となったことで、さまざまなサービスやシステムが接続されるようになりました。

新たな選択肢「aPaaS」とは?- SaaS、PaaS との違いとaPaaS のメリット-

前章でも紹介した問題点を補うクラウドサービスとして注目され始めているのが「aPaaS (Application Platform as a Service)」です。まずはaPaaSと比較されるSaaSやPaaSとの違いからaPaaS にはどのような特徴があるのか解説します。

 

SaaS、PaaS、aPaaSの違いとは?

SaaS (Software as a Service) はパッケージ製品として提供されるソフトウェアをインターネット経由で利用できるサービスです。ハードウェアから業務アプリケーションまでをクラウドサービス事業者に委ねるため、専門性が低くても利用でき、保守の手間もかかりません。一方で、パッケージ製品のため、カスタマイズの自由度が著しく低く、業務に合わせた大幅なカスタマイズは困難といったデメリットがあります。

続いては PaaS ( Platform as a Service )について紹介します。
PaaS はアプリケーションの開発段階で必要となるハードウェアや OS などのプラットフォーム部分がサービスとして提供され、プラットフォームの準備にかかる工数を大幅に削減することができます。
アプリケーションやミドルウェアといった部分の開発は利用者側で実施できるため、アプリケーションの自由度が高いといったメリットがあります。しかし、保守の手間がかからない SaaS と違い、環境の管理を自社で行わなければならないデメリットがあります。

最後に紹介するのはaPaaSです。aPaaSはパッケージで提供されるSaaSとハードウェアやOSといったプラットフォーム一式を提供してくれる PaaS の中間に位置します。aPaaSではインフラ・アプリ基盤はサービスとして提供され、業務アプリケーション部分は自社で開発することができます。

aPaaSのメリット

aPaaSではアプリケーションの開発に専念できるため、アドオンの追加をせずとも自社に合った業務システムを開発できるというメリットがあります。また、インフラ・アプリ基盤がサービスとして提供されることから、保守などのメンテナンスにかかる工数が低減されることもメリットの 1 つです。

さらに複数の周辺システムを API 連携でまとめて共通プラットフォーム化し、小さな部品単位で取り出すこともできるため、システム毎の言語に合わせたエンジニア、サーバーエンジニアなど採用する必要が無く、開発・保守に関わるコストを削減することもできます。また、不要となったアプリケーションは削除したり、必要になった場合はアプリ部分のみ追加したりとビジネス状況に合わせたアジャイルな動きができるようになり、ビジネス環境の変化が早い現代にマッチしたものと言えるでしょう。


いかがでしたでしょうか。aPaaSのより詳しい情報やおすすめのaPaaSなどは以下資料にて紹介していますので、気になった方はぜひご覧ください。

アドオン地獄、無計画な周辺システム化という問題点

API の活用によって他システムとの連携が容易なったことやオープンな開発言語による開発を可能とした一方、高度な自社業務への適合が要求されることで“無計画にアドオンを追加し続けてしまう”ケースや“改善のためのカスタマイズをしてしまう”ケースに悩む企業も出てきています。連携が容易だからといって無計画にアドオンを追加したり、カスタマイズを続けたりした結果、スクラッチ開発に匹敵する費用の高騰や特定のベンダーへの依存度合いが高まってしまうなどの問題が発生します。

さらに、ベンダーやパッケージの有識者に依存しすぎることで、社内の情報システム部門の開発人材が育たず、開発人材の空白化を招いてしまうリスクもあります。

自社に合った業務システムを作っていくためには、闇雲にアドオンを追加するのではなく、全体の戦略や計画を十分に練ったうえで開発を進めていくことが重要です。
しかし、アドオンの追加によってこれらの問題点があることは理解していても、戦略や計画を十分に練る時間が取れないことや予算が取れないといった理由から、将来的な拡張を考慮されないまま進め、必要最低限のシステムになる場合もあります。

このような背景から近年、時間や予算の問題を解決しつつ、アドオン地獄に陥らない新たな選択肢として、aPaaSの活用に注目が集まっています。

スマートに機能を拡張する「aPaaS」とは

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